完ミで育てている赤ちゃんは太っている子が多いと言われます。
一昔前はそんなこともあったかもしれませんが、今のミルクの成分は母乳に近いので、ミルクの成分のせいで太りやすいというわけでないのです。
また、最近は肥満に対しての基準が厳しくなっているような気もします。
周りの赤ちゃんと比べてしまうのもあるのかもしれませんね(^-^;
まる
本記事ではミルクが太ると言われる理由と、赤ちゃんの肥満対策について考えていきます!
赤ちゃんが太るのが気になる場合は哺乳瓶の乳首を替えると効き目があるかも!
もくじ
ミルク育児(完ミ)は太ると言われる理由
母乳は、昔から赤ちゃんが欲しがるだけあげていいと言われていますが、最近ではミルクも母乳と同じように欲しがるだけあげてもいいと言われるようになってきました。
でも、吸われるたびに母乳量が変わったり、ママの体調によっても変わる母乳と違って、ミルクの栄養分や出る量は一定です。
それを理由が分からず泣いてるからと母乳と同じようにあげてしまうと、規定量を超えてしまい、結果赤ちゃんが肥満気味になってしまうのではないかと思います。
また、哺乳瓶は母乳よりも吸いやすい乳首になっているものが多いので、つい飲みすぎてしまうということもあるみたいですね。
もちろん、遺伝や個人差もあるでしょう。
そもそも、肥満に対して最近のママはとても気にする傾向があるんですが、成長曲線に当てはまっていれば大丈夫ですし、少し超えるくらいなら問題ないとされているようです。
動き回るようになれば、どんどん痩せていく子も多いですしね。
ミルク育児(完ミ)3つの肥満対策
ミルク育児で赤ちゃんが太る…と気になる場合は、ママの方でいくつかの対策をしてみましょう。
少し気をつけるだけで赤ちゃんの肥満は防ぐことができます!
- 粉ミルクの規定量を守る
- 哺乳瓶の乳首を変えてみる
- 泣いてる理由を探ってみる
粉ミルクの規定量を守る
前述した通り、粉ミルクは母乳と違って栄養素やカロリーが一定なので規定量以上をあげすぎてしまうと肥満になりがちです。
神経質になりすぎることはありませんが、泣いてるからと母乳と同じように与え続けてしまうのはよくないですね…
ミルク規定量は以下の通りです。
月齢 | 1回の調乳量 | 1日の調乳回数 | 1日のミルク量 |
~生後2週間 | 10.4g | 7回 | 72.8g |
2週間~1ヵ月 | 13g | 7回 | 91g |
生後1~2ヵ月 | 18.2g | 6回 | 109.2g |
生後2~3ヵ月 | 20.8g | 6回 | 124.8g |
生後3~4ヵ月 | 26g | 5回 | 130g |
生後4~5ヵ月 | 28.6g | 5回 | 143g |
赤ちゃんの体重によっては、欲しがるだけあげていいケースもあると思いますが、肥満を気にするような場合はまずは規定量を守ってあげてみましょう。
哺乳瓶の乳首を変えてみる
新生児の頃の哺乳瓶の乳首は、丸穴を利用することが多いです。
丸穴は、まだ吸う力が未熟な赤ちゃんでも飲みやすいように、ミルクが出やすくなっているんです。
吸う力が弱い赤ちゃんにはとてもいいんですが、強い子には少し飲みすぎてしまうという側面も。
1回の授乳でだいたい10分くらいかけるといいので、すぐに飲み終わってしまう場合には乳首の形状を変えてみるといいですよ。
スリーカットやクロスカットの乳首なら、吸った分だけしか出ないので吸う力が強い赤ちゃんにはおすすめです!
チュチュベビーの哺乳瓶は、クロスカットの乳首を採用していて、新生児の頃から母乳と同じように飲むことができるので、最初からここの哺乳瓶を使ってみるのもいいと思います!
また、長く使っている乳首は柔らかくなってしまうので、それも赤ちゃんが吸いやすくなる原因になります。
赤ちゃんのミルクの飲みっぷりをチェックして、定期的に乳首を変えてあげましょう。

泣いてる理由を探ってみる
赤ちゃんが泣く理由は様々です。
・眠い
・お腹空いた
・おむつが気持ち悪い
・お腹が痛い
・暑い、寒い
・体が痛い
・抱っこしてほしい
などなど…
私も母乳の時は、泣いたらとりあえずおっぱいを与えていた記憶が(^-^;
おっぱいだと乳首咥えさせてるだけで安心して眠かったらそのまま寝たりするんですけど、ミルクでそれをやってしまうと赤ちゃんのお腹が張りすぎてしまったり逆効果になる場合もあります。
喉が渇いてるだけの場合は、ミルクではなく白湯などをあげることで落ち着くこともあります。
前回の授乳からあまり時間が経っていない場合は、空腹ではない可能性が高いので別の理由がないか探ってみましょう。
赤ちゃんの肥満に対してやってはいけないこと
赤ちゃんが太ることを気にして、ミルク育児でやりがちなことを挙げてみます。
・ミルクの量を減らす
・ミルクを薄めてあげる
ミルクの量を減らす
赤ちゃんが太っていたり、太ることを気にするあまり自己判断でミルクの量を減らしてしまうのは危険です!
ネットなどで検索すると、「ミルクは母乳よりもカロリーが高い」と言っている人がちょくちょくいますね。
もしかしたら昔はミルクのカロリーが高めに作られていたということはあるかもしれません。
調べてみたら昔の粉ミルクの成分表などは見つからなかったので、今となってはわからないんですが…
最近の粉ミルクメーカーは母乳研究にかなり力を入れていて、母乳に近い成分や栄養素を取り入れています。
カロリーや脂質、炭水化物などもほぼほぼ変わらない数値になっているので、粉ミルクのカロリーが高いから太りやすいということはありません。
\こちらの記事に母乳とミルクの成分比較表があります!ご参考に/
自己判断で規定量から減らすと、赤ちゃんの成長を妨げてしまいます。
あまりにも飲みすぎ、太りすぎと気になる場合は、専門家に相談してみましょう!
ミルクを薄めてあげる
肥満に限らず、粉ミルクがもったいないからと薄めてあげている人も中にはいるようですが、やめた方がいいです。
粉ミルクは、メーカーが推奨している作り方で作ることで、赤ちゃんに必要な栄養素を届けることができます。
それを薄めてしまうと、十分な栄養が行き渡らないので、赤ちゃんの成長を妨げてしまうかも…
災害時や緊急時にはそんなこともあるかもしれませんが、普段の生活ではしないようにしましょう。
まとめ
ミルク育児(完ミ)は太りやすいと言われる理由は確かにあります。
でも基本的には個人差が大きい部分だと思います。
生まれたころから体の大きな赤ちゃんもいますし、完母でも丸々とした赤ちゃんはいますよね(*’ω’*)
実際うちの一人目はほぼ完母でしたが、周りに「がっちりしてるね~」と言われていました(^-^;
太りすぎが気になる場合は、一度上記の対策をしてみて、それでも気になるときには専門家に相談してみてくださいね。
楽しくミルク育児ができますように…♪