私は現在第二子を完全ミルク(完ミ)で育てています。
多くの産院が母乳育児を勧めていて、日本では特に母乳神話が根強いので完ミで育てるママには何かしら理由があるんですよね。
私は実は母乳がたくさん出ました。つまり
「おっぱいが出ない」
「病気で薬を飲まないといけない」
などの理由ではなかったんです。
実際完ミになった今では、ミルクを足したりミルクだけで育てる理由なんて何でもいいんじゃないかな…と思っています(^^)
今、完ミにするかどうか悩んでいる方は最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
私が2人目を完ミにした理由
私は母乳が出るにもかかわらず、完ミにするという選択をしました。
しかも1人目は生後2ヵ月から完母で育てたんです。
完母を経験した私が2人目を完ミで育てたいと思った理由は5つあります。
- 不快性射乳反射が辛かった
- 断乳に苦労し乳腺炎になった
- 気軽に預けられず息抜きができなかった
- 混合だとどちらかに偏りやすい
- 上の子の精神安定のため
不快性射乳反射が辛かった
診断されたわけではありませんが、私はおそらく不快性射乳反射(D-MER・ディーマー)でした。
おっぱいを吸われるたびに、急激な喉の渇き、食欲不振、強烈な眠気、倦怠感に襲われて…食事が目の前にある時には吐き気も出たりしていました。
親子のスキンシップであり、愛情あふれる行為のはずの授乳が苦痛だったんです。
生後半年を過ぎたころから不快性射乳反射も落ち着いてきましたが、半年間は辛かったですね。。
まる
断乳に苦労し乳腺炎になった
1人目はおっぱいへの執着が強く、寝かしつけもおっぱいで寝てしまうことが多かったので断乳にはすごく苦労しました。
1歳になった頃に断乳を試みますが、だいたい3日程度で終わるはずの断乳が1週間かかっても泣き続け…私はおっぱいが張って痛いし、1回目の断乳は諦めたんです。
3か月後、再度断乳を試みると、5日で断乳成功!!
ただその5日間で私は乳腺炎になり40度の熱。おっぱいはカッチカチで激痛です(陣痛の次に痛かった…)
多忙な夫には頼れず一人で痛みに悶えながらぐずる子供を抱っこし、夜も寝かしつけの為40度の熱の中抱っこしてゆらゆら…
気軽に預けられず息抜きができなかった
完母の時の授乳は私しかできないので(哺乳瓶も拒否だった為)、断乳するまで気軽に預けることができませんでした。
育児をしていて思いますが、いつも子供とべったりの母親に必要なのは「息抜きの時間」です。
完母だと代わりがいないので、次の授乳の時間を常に気にしていなければいけません。
上の子の精神安定のため
上の子は、かなりのママっ子です(^-^;
多忙な夫にも懐いてはいますが圧倒的にかかわってきた時間が違うので、どうしても寝かしつけやお出かけ時は私じゃないとだめでした。
ずっとおっぱいをあげていると、上の子が嫉妬しそうだな…というのも生まれる前から懸念していたんです。
なるべくなら上の子にも負担をかけない方法を選びたいと思っていました。
混合だとどちらかに偏りやすい
それなら混合で育てればいいのでは?と思いますよね。
不快性射乳反射も症状が出るのはしんどかったですが、私はおそらく軽い方で、もう母乳は絶対辞めたい!と思うほどではなかったんです。
混合ならミルクをあげてもらえば自分もリフレッシュできる…
私も最初はそう思って、1人目を混合で育てようと思いました。
でも実際は生後2ヵ月から哺乳瓶拒否…泣
結局完母で育てることに。
私とは反対に、乳頭混乱を起こしておっぱいを受け付けなくなることもあります。
赤ちゃんが哺乳瓶(人工乳首)を好み、おっぱいでの授乳を嫌がること
混合はずっと続けるのが難しいです。
私は1人目の時に母乳に偏ってしまったので、2人目はそうならないように最初からミルクを多めにしていました。
2人目の子がおっぱいを吸うのが下手くそな子で、哺乳瓶の方が飲みやすそうだったんですよね。
気づけばおっぱいもあまり飲まず、1ヵ月経つ頃には完ミに移行していました。

完ミにしてよかったこと
母乳が出にくいママからしたら贅沢な悩みかもしれませんが、私なりに悩んで出した結論です。
おっぱいトラブルにも悩まされ、夫は「どうせおっぱいじゃないとだめだ」と寝かしつけや夜中の授乳に協力もなく…
仕方ないとはいえやっぱり辛かったので、2人目は絶対育児参加してもらう…!という強い憎しみ思いもあったのです(笑)
完ミにしてからは夫の協力も得られて、私が家事や上の子の相手をしている時に授乳よろしく!と気軽に頼めるし、夜中の授乳も交代できて体の負担も軽くなりました♪
なによりおっぱいを吸われることが苦痛だったので、それがなくなったことで精神的な解放感は大きかったですね。
飲む量が明確にわかるので、体重管理も楽でした♪
それから、個人的にはミルクをあげている時の方が赤ちゃんの顔を見てスキンシップも取れるんじゃないかなと感じています。
もちろん肌と肌を合わせることも大事ですが、ミルクを一生懸命飲む姿を眺めて声をかけるのも大事なスキンシップだな~と感じています♡
完ミの最大のデメリット
完ミ育児にはデメリットももちろんあります。
完母育児をしてきた私が感じる最大のデメリットは”お金がかかること”
毎日ミルクを6~7回あげていると、本当にあっという間になくなってしまうんですよね。。
母乳ならこの量を自分の身体から出すんだもんなぁ…と、改めてすごいなと思いました(笑)

正直、母乳の時はおっぱいで済むところを、ミルク育児だと毎月のミルク代がきつかったり、色んなグッズを使ったり、とにかくお金はかかるなぁ…と感じています(^-^;(私の場合は寝かしつけもおっぱいだったので)

それでもお金に関しては日々の節約や固定費を削減することでどうにかなっているので、私はやっぱり完ミにしてよかったなと思います
まとめ:完ミにする理由は大して問題じゃない!
母乳が出なかった、病気で仕方なく…というママからしたら悩みが小さすぎて「マジか…」と思われるかもしれませんが、こんな理由でミルク育児を選択する人もいるので、あまり悩みすぎないでほしいです。
完ミにする理由は人によって様々ありますが、大事なのは理由ではなくて「どうやって子供と向き合っていくか」ですよね。
母乳でもミルクでも赤ちゃんに愛情は伝わります♡
スキンシップの方法だっていくらでもあります♡
ママと赤ちゃんにとって最適な方法が見つかりますように…(^^)